稲村ケ崎の住宅の造作家具の納品がすべて終わりました。

楢材で製作した框組の引き戸並びにガラススクリーン枠や小窓。
特に引き戸上部の小窓はクライアントの強い希望で開け閉めできる仕様になりました。

白い塗り壁と楢材、ガラス、の組み合わせで物凄いすがすがしい気持ちになる空間が出来上がりました。実は、こちらの製品は、住宅の建築が始まり柱が建てられ、大体の骨組みが組み立てられた頃、現場でクリアントと詳細を詰めていきました。クライアントにとっては、形が見えた状況で詳細を決めて行ったので、きっとイメージし易かったと思います。

当初は、この建具と枠廻りだけでしたが、現場でクライアントとお話をさせて頂くうちに、言葉はわるいですが、ついでに吊り戸棚や玄関収納、トイレ収納、キッチンバックカウターのワゴンなども製作してよというお話になり、気が付くと色々製作させて頂く事になりました。各製品ともいろいろご提案させて頂いて、うまく納まり安心しております。


キッチンバックカウンター上の吊り戸棚。アメリカンチェリーの突板の扉と壁と同色のウレタン塗装仕上げで、清潔感のある空間が出来上がりました。引き戸越しの感じも良いです。

玄関収納はアルダー材の天板に壁と同色のウレタン塗装です。ウレタン塗装は、白い仕上がりでも、きちんと面が取れるので、手触りも良く上品な仕上がりになります。
トイレ収納は、アメリカンチェリーの突板の扉。


最後にキッチンバックカウターの一部に、工務店さん支給材によるワゴンとスライド棚を製作させていただきました。アルダー材のラスティックな感じの材で、これはなかなか面白いと思いながら製作せていただきました。

クライアントにも喜んで頂き、こちらも嬉しくなる瞬間です。
有り難うございました。Tさん、宿題の方頑張ります。今後共宜しくお願い致します。