最初に,merippaさんの直営店のプロデュースを担当していたHOME STOREの昌さんからこの陳列棚のお話を頂きました。最初にお話を頂いてからかなりの時間を要し、最終的にこのような形になりました。天板には、黒檀の千切りを要し、少しクラフト感を出したかなと。

この陳列棚は、merippaのオーナーさんの製品に対する思い入れの強さ、しかも良い製品に対する寛容さが、誕生できた理由かなとも思います。もちろん、思い入れが強い分、求めている物もそれなりに大変さがありました。カウンターの長さは3600という長さ。これが一番大変でした。しかし、仕上がって見ると意外に大した事ないのかなと。ちなみに材種は、クルミ。お店で使用する材種としては、少し珍しいのかなと。確かにお薦めはしましたが、チョイスしたオーナー様の感覚が素晴らしいと思います。


こちらは、昌さんが特に力を入れていた陳列棚。鉄とクルミの組み合わせで。なかなか面白い物に仕上がりました。

正直、店舗の什器は、本当に何年ぶりだろう。思い出せないですが、今回は、什器ではなく、普段製作している住宅の家具と何ら変わらい作り、思考で製作に臨めました。これは、ひとえに昌さんとmerippaさんのオーナーさんの理解あってのお話だと思います。このお店作りに携われた事に感謝しています。有り難うございました。